作者が子ども時代を過ごした城館を再現。サン=モーリス・ド・レマンス城と庭園。
人生は旅に似ています。エンタテインメントは、その旅路に喜びと輝きをもたらす魔法!
仙石原にある「箱根・星の王子さまミュージアム」の園内には、作者ゆかりのお城やヨーロピアン・ガーデン、20世紀初頭のフランス風の建物、「王さま」や「実業屋」、「呑み助」、「ウワバミ」などのキャラクターをモチーフに名付けられた通りがあり、時空を超えて童話の世界に足を踏み入れたよう。
王さま通り
ヨーロピアン・ガーデンの出会いの庭、アジサイの小径
フランス・リヨンで生まれたアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(1900~1944)は、飛行士として活躍しながら作家デビュー。第二次世界大戦中、亡命先のアメリカにて『星の王子さま』を執筆し、1943年に出版しました。翌年、地中海コルシカ島から偵察飛行に飛び立ったまま消息を絶ちました。
作者の生涯をたどり、『星の王子さま』の誕生を知る「展示・映像ホール」
まるで城館の入口のような階段を上ると、サン=テグジュペリが子どもの頃に過ごした部屋、郵便飛行士時代の赴任先であるブエノスアイレスの仕事場、亡命先で『星の王子さま』を書いたニューヨークの部屋などの再現が続きます。圧倒的な数の写真や手紙、愛用品などの貴重な資料とともに彼の生涯を体感できるようになっています。それは、物語にも通じるサン=テグジュペリの生き方でした。
自分よりわずかに大きいだけの星「B612」にひとりきりで暮らしていた「星の王子さま」。バラとのいさかいをきっかけに、星を飛び出します。星々を旅する出会いの中で、目に見えない「本当にたいせつなもの」を見つけます。地球で出会ったキツネから、王子さまは教わります。
C'est le temps que tu as perdu pour ta rose qui fait ta rose si importante.
(きみのバラをかけがえのないものにしたのは、きみがバラのために費やした時間だ)
『星の王子さま』第21章 キツネの台詞より
「レストラン ル・プチ・プランス」でいただくローズティー。
物語にちなんだオリジナルメニューが楽しめる。
国内最大級のアイテム数を誇る星の王子さまグッズショップ、「ミュージアムショップ 五億の鈴」もあります。
1999年にサン=テグジュペリ生誕100年を記念して誕生した、世界で初めての星の王子さまをテーマにしたミュージアム。2022年度のテーマは、「SMILE(スマイル)」。笑顔が絶えない世界を目指しています。
発行部数2億冊を超えて300以上の国と地域の言語で読まれているロングベストセラー、『星の王子さま』の魔法のような世界を訪れてみてはいかがでしょう。
エントランスの広場。小惑星「B612」と星の王子さま。
Le Petit Prince™ Succession Antoine de Saint-Exupéry
Licensed by(株)Le Petit Prince™ 星の王子さま™
データ>
星の王子さまミュージアム 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原909
https://www.tbs.co.jp/l-prince/