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第2回 オンリーワンのグラスを作りに川越へ(埼玉県)
都心から気軽に行ける昔町の川越。街並み散策と名産のサツマイモを扱った甘味などの買い食いが楽しめ、老若男女に人気です。桜の名所も多いので春はお花見も楽しめますし、毎年3月末~5月初旬にかけては「小江戸川越春まつり」が開催され、より一層の賑わいを見せます。(2020年は各種イベントは中止です)。
「小江戸」の風情満点の蔵が並ぶメインストリートから、一本西の通りを入った所にあるのが「醸ん楽座(かもんらくざ)」。小江戸川越の職人技を集めた体験型産業観光施設ということで、醤油の製造販売や蔵の見学、日本酒の製造販売、煎餅販売のほかギャラリーなどが集まっています。ここにガラスショップ&工房「glass Art Blue Moon」があり、オリジナルガラスを作る吹きガラス体験ができるんです。
ガラス製品って毎日のように使うものですが、制作現場を直接見ることってあまりないですよね。特に子供にとっては、ひりつく熱さの溶鉱炉やドロドロに溶けたガラスの素は新鮮かつ驚きそのもの。私もとんぼ玉やサンドブラスト、ステンドグラス、切子などのガラス経験がありましたが、吹きガラスは初めて。5歳から体験可能とのことなので、家族みんなで楽しむことができるのも嬉しい限りです。
溶鉱炉の中から、ドロドロに溶けたガラスを吹き竿に巻き取ります。肝となる部分は先生がサポートしてくれるので、言われるがままに吹き竿を回したり吹いたり、いろいろな道具を駆使しながら形作っていきます。
完成後はゆっくりと徐冷炉で冷ましてから、1週間ほどで受け取れます。店頭受け取りのほか、郵送も可能です。
「stay home」な今、旅の思い出とともに過ごしながら、次の作品作りに想いを馳せています。来年は「小江戸川越春まつり」で、桜も買い食いもあわせて堪能したいと思っています。皆さんもぜひ来春、1点もののガラス作りをしてみてはいかがでしょうか。
glass Art Blue moon(ガラス工房)*現在はお休みしています
取材・文/多田みのり