リッチな大人の旅行を楽しみたい方におすすめの宿、それが今回ご紹介する「グランドブリッセンホテル定山渓」です。2019年に閉館した「定山渓グランドホテル瑞苑」を完全建て替えし、2021年7月1日に新しく誕生しました。札幌の奥座敷である定山渓温泉は支笏洞爺国立公園内に位置し、 緑豊かな渓谷の湯どころ。ホテルの全室窓からは自然溢れる渓谷美を味わうことができます。
川のせせらぎを感じながら温泉を満喫
自慢の温泉は、1954年に当時の創業者が発見した天然温泉。ホテルは定山渓を流れる川の近くにあるため、露天風呂は川から吹いているそよ風や川の流れを感じながら温泉に入ることができます。様々な表情を見せる定山渓の四季の風景を楽しみながら、温泉でリラックス。泉質はナトリウム-塩化物泉。よく温まり、冬でも湯冷めしにくい温泉です。大浴場にはサウナルームも併設され、のんびりとした時間が過ごせます。
温泉展望風呂付ラグジュアリールーム
客室は複数のタイプがあり、和洋室からラグジュアリー、スタンダードツインまで幅広いラインナップ。そしてスタンダードツイン以外、全てに展望風呂がついています! 窓から渓谷美を見渡しながら、家族・友人・パートナーと一緒に温泉を心置きなく楽しむことができるのも大きな魅力です。
モダンなライブラリーやカフェバー
1階には自由に利用できるライブラリースペースがあり、静かな空間でゆっくり流れる時間を過ごすことができます。定山渓の歴史から料理や旅に関するものなど、多岐に渡るジャンルの書物が揃っています。気になった本は客室で読むことも可能です。高級感漂うライブラリースペースで大人の時間を。
大きな窓が開放的な洒落たカフェバーもホテル1階にあります。カウンター席も多く、ひとりでお酒を傾けたり、ソファ席で寛ぐのもいいものです。いつもとは違うティータイム、バータイムが楽しめます。
夕食は渓谷レストランでのコース料理。北海道の食材を様々に味わえます。なかでも十勝ハーブ牛のローストビーフは目の前で豪快にカットし、サーブ。心づくしの料理も魅力です。
ホテルへはJR札幌駅北口から無料送迎バスで約1時間。市内中心部のホテルに泊まるのもいいですが、大自然と温泉を堪能しラグジュアリーな気分で過ごす旅もいいものです。歴史を重ねながら新しく生まれ変わった「グランドブリッセンホテル定山渓」。定山渓温泉の気品あるランドマークです。
取材・文/中村砂織
北海道在住のライター。普段は会社員として働きつつ、休みの日や退勤後に弾丸旅や食べ歩きを楽しむ毎日。最近昭和レトロにハマっている。