まるで海外リゾート⁈ 一年中楽しめる屋外温水プール。心身解放して思い切り自分を甘やかす大人の休日 (千葉県・館山市)

千葉県の内房の鋸南町。東京駅から高速バスで1時間半、道の駅「ハイウェイオアシス富楽里」で下車し、車で10分ほど。一本道の坂を上がれば、そこに現れるのは椰子の木に覆われた南国ムードたっぷりの「BOTANICAL POOL CLUB」。大きなアート作品が飾られたエントランスを抜けると、光が燦々と降り注ぐガラス張り吹き抜けのロビーへ。一気にリゾート気分にシフトチェンジ!

 光がたっぷり取り込まれる気持ちのいいエントランス

 

2023年8月にオープンしたばかりの「BOTANICAL POOL CLUB」略して「BPC」は、プールを主軸にゆったりとした時間を過ごせるリゾートホテル。中庭のプールを囲むようにして並ぶゲストルームは全部で21室、プライベートプール完備のスイートルームや、ヴィラタイプ、愛犬と宿泊できる「DOG STAY」のオプションも用意されています。

今回は2階からプールを見下ろすテラス付きのツインルーム「POOL TERRACE」に宿泊。到着が夕方だったので、室内は西日でオレンジに染まり、テラスに出れば、富士山のシルエットを臨む美しい夕景が目前に広がり、しっとりした時間が流れていました。

 夕暮れ時は西日を受けてオレンジ色に染まる

「BPC」はプールリゾート。チェックインを済ませたら、早速水着に着替えて、ローブを羽織って、そしてメイクを落として。館内は共用部分の床やソファも全て耐水仕様、レストランも含めてローブのままで過ごせる快適さにすっかり心も体も解放されます。

部屋に備え付けられたドリンクやスナック菓子などはインクルーシブ。日も暮れてきたのでまずは部屋でリラックスしてビールやシャンパンで乾杯としましょう。

部屋に備え付けのドリンクやフードはインクルーシブ!

日も暮れて一気にドラマティックに

 

施設の中央には炎を囲んだ「SIGNATURE POOL」と、それを囲む椰子の木とプールチェア、そしてプライベートな空間を楽しめる「POOL HOUSE」が並びます。隣接した「BLACK POOL」は、東京湾に向かって富士山を望む全長40mのインフィニティプール。朝、昼、そして夕方や夜など時間ごとに表情を変える絶景を楽しむことができます。

プールはいずれも冬季でも40℃の水温をキープしているので、真冬でも屋外プールを楽しむことができるのです。

朝と夜で違う表情を見せる「BLACK POOL」

 

施設中央の「SIGNITURE POOL」

 

プールサイドのバーでドリンクをオーダーしてサンセットの絶景を楽しんだ後は、夕食の前にもう一つの売りでもある人気のサウナへ。サウナは館内の施設と屋外のコンテナの2タイプで、どちらもセルフロウリュのできるフィンランド式。

館内宿泊棟1階のサウナ「SWEAT LODGE」は、エントランスを入るとまるで宇宙船の中のような不思議な感覚。ところが中に入ればジャングルの中のコテージのような空間が広がります。清潔感に溢れた白木のサウナ、水風呂はジャグジータイプ、そしてテラスに出て生い茂る力強い植物に囲まれて、気持ちの良い外気浴を楽しむことができます。

スタイリッシュな空間を抜けると...

サウナの天井にもモダンアート

ジャグジーの水風呂と外気浴スペース

 

屋外のサウナは、館内から個性的な植物に包まれた「ボタニカルロード」を抜けた先の「SIGNATURE POOL」に隣接したコンテナの中。一面の窓から季節ごとに変わるアートのような植物の借景を楽しみながら一汗かいたら、水シャワーを浴びてプールチェアで外気浴。

コンテナ式サウナからは美しい植物が

 

「BPC」ではネーミングにもなっている「ボタニカル」が一つのテーマとなっています。施設内の植栽を手がけるのはプラントハンターとして活躍する西畠清順氏。その植物の種類は実に300種にも及ぶとか。南国調の植物が育つ千葉県房総半島の特徴を生かした植栽のセレクトこそ、海外旅行に来たような気分にさせてくれるのでしょう。

プールエリアに続くボタニカルロード

 

プールやサウナを楽しんだ後は、いよいよディナータイム。フードメニューは、紹介制モダンアメリカンレストラン「NO CODE」米澤文雄シェフ監修のハーブで焼き上げる5種(鶏、豚、牛、ラム、ソーセージ)の肉や地元で採れる季節野菜を楽しめる「BPC BBQ〈8,000円〉」や、和食割烹「酒井商会」酒井英彰シェフ監修の「千葉県産白姫豚のオーガニックハーブ しゃぶしゃぶ〈8,000円〉」や「薬膳タッカンマリ〈8,000円〉」「とろろ木の子鍋〈8,000円〉」。

いずれも今をときめくシェフの監修とあって納得の充実ぶり。

ひな鳥をまるごと一羽使用した「薬膳タッカンマリ」

レストランスペースと体温まるモーニングフォンデュ

オリジナルグッズもスタイリッシュ(一部オンライン販売もしています)

 

時間ごとに変わる絶景を楽しみながら、プールやサウナでリフレッシュ、アルコールやフードでリラックス、思い切りわがままに過ごす至極の時間。これからイベントなどの企画も盛りだくさんのようで進化が楽しみな今注目のリゾートです。

 

BOTANICAL POOL CLUB

〒299-2115 千葉県安房郡鋸南町下佐久間1510-2

 

写真・文/yOU(河﨑夕子)

 

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