茨城の名物のひとつ、あんこう。捨てるところがないと言われる美味なる魚です。あんこうを思いっきり堪能できる宿として知られるのが北茨城市のまるみつ旅館。しかし新型コロナウイルスの影響で、昨年は休業を余儀なくされました。
そんな中で生まれたのが「あん肝ラーメン」。旅館内にラーメン専門店「麺屋まるみつ」を開き、現在は再開した旅館業との二足の草鞋で取り組んでいます。このラーメンを開発した社長の武子能久さん、あんこう研究所なるものを設立し、あんこうの新しい味わい方を模索し続けています。
まるみつ旅館と武子さん
創意工夫を重ねて誕生したこのラーメン、5月31日(月)まで、東京・銀座にある茨城県アンテナショップ「IBARAKI sense」の「BARA dining」でいただくことができます! スープはあん肝たっぷりの濃厚味噌味。味噌は、創業200年の高萩市にあるたつご味噌を使用、麺は北茨城市の鈴友製麺の中太ちぢれ麺。単品もありますが、ライス付きで挑戦。
では、ひと口。想像よりマイルドで、クリーミーです。あん肝を解きながら、どんどん食べ進めます。しっかりとしたコクと味がよく絡んだ麺の取り合わせがよく、思いのほか食べやすい!
麺のあとは、ライスをスープに入れて雑炊のようにいただくのがおすすめとのこと。するとスープに隠れていたあん肝がガツンと現れます。歯の裏にまとわりつくようなあん肝のこってり感! これはごはんと一緒だからこその、パワフルな食感。おお、やられた~~。〆のご飯は必須です!
全国ご当地鍋フェスタ「鍋−1グランプリ」に輝いたというあんこう鍋スープがベースのラーメン、在京県人の方も、ラーメン好きの方も、どうちらでもない方もぜひこの機会にお試しください。
BARA dining店内
ショップでは、冷凍セットも販売。気に入った方は自宅でもこの味が再現できます。
それにしても久しぶりにガツン!とやられました。デザートは、ショップ内の「BARA cafe」で果物のスイーツを。
あん肝ラーメン(ライス付き)1200円 単品1050円(税込み)
冷凍セット 1728円(税込み)
IBARAKI sense 東京都中央区銀座1-2-1紺屋ビル1F
取材協力:茨城県広報PR事務局
取材・文/関屋淳子