秋晴れの日、紀伊勝浦から紀州半島の山の中に車を走らせます。
途中車道が熊野古道と並行して走りだして間もなく、ドドーンと那智の滝が山の中に出現。神様登場って感じです。
熊野古道
那智の滝
目指すは西国三十三番札所の一番札所。
熊野那智大社社殿と並ぶ青岸渡寺(せいがんとじ)。ここの如法堂(大黒天堂)にある那智七福神のお札をいただきにきました。
青岸渡寺のご本尊は如意輪観音です。私みたいに黒い心をもっていると、その心が洗われるようで、ふと涙が出そうになるほど優しいお姿です。本殿で如意輪観音様に手を合わせ、ご参拝に来た理由をお話しして、本殿裏にある大黒天堂にむかいます。
如法堂(大黒天堂)
伝教大師作 葉上大黒天
お堂に入ると真っ黒い大黒様が威風堂々とお迎えです。
お堂の中は赤い提灯がたくさん吊り下げられていて、異空間に居る感じです。七福神といえば恵比寿さん、大黒天さん、毘沙門天さん、弁財天さん、福禄寿さん、寿老人さん、布袋さんです。何故このメンバーなのかわかりませんが、このメンバーになるまで、ヒンドゥー教、仏教、道教、神道の神様仏様僧侶が七福神としてメンバー入りしたり外れたりバリエーションが考えられました。
人々が幸せになりたいという思いはとても強く、七福神では足りずメンバーを増やし八福神としている場合もあります。そのために商売繁盛、家内安全、心願成就、福、富の背景が強く感じられたメンバーが集められました。
私は欲が強いので、さらにメンバーを増やし十一福神のお守りを作り持ち歩いています。結構強いですよ十一福神。
忘れてました、なぜ那智七福神なのか。この七福神のお札に大変ご利益があるのです。お札をいただいて自宅に戻り、お札のサイズに切った厚紙や木の板にお札を張り、お祀りしてください。お札をしっかりとしたものに貼ることが大切です。額に入れる方もいます。
那智七福神のお札
七福神の乗った宝船の絵をお正月に枕の下へ入れて寝ると、良い初夢が視られるといわれています。福をよぶ最強チーム那智七福神にご指導ご加護ご縁をいただき、コロナをも味方にして2021年を良い年にしてください。