新事業や新企画を計画してスタートを目指している時、予定通りに進まず気が滅入ったり、体力的精神的に疲れてしまったら、気が栄えると言われている妙義山中之嶽神社に行って、やる気をもらいます。
昨年の8月から計画し進めている季節も関わる企画がなかなか形にならず、撮影の仕事や鑑定の仕事もあり、企画を進める時間が無く焦りやイライラが溜まってきて疲れています。そんな時師匠から電話があります。いつものように「元気か、ちょっと聞きたいことがあるんだけど」と私の返事も聞かず質問をしまくり50分くらい過ぎた頃、「お前さ何か被りすぎだし、疲れているよ」と言われ、さらに「自然の中にでゆっくりできるような神社に行って元気をもらって来いよ」と言って「ガチャン」といつものように電話が切れます。
普通ならどこの神社が良いよとかここに行けよと言ってくれると思うのですが、師匠の場合「行けばわかるよ」や「やってみればできるよ」しか言わず、行ってみても解らずやってみてもできない事ばかりで30年、師匠と弟子の仲を続けています。今回もいつものように何も言わないので4日くらい考えて、群馬県にある妙義山中之嶽神社(みょうぎさんなかのだけじんじゃ)行くことにしました。
この中之嶽神社は日本三大奇景の妙義山にあります。岩石群の山は迫力満点です。梅雨の合間の晴れの日、愛車ロードスターのエンジンを久しぶりに駆けます。バッテリーが上がっていなければいいなと思っていたのですが、一発でエンジンが良い音を出します。浅草から走り出して中之嶽神社まで150分くらい。途中から緑の中のアップダウンの道を山の匂いを感じながら進みます。中之嶽神社の近くにある駐車場に到着です。
ここは日本ですかと思うほど奇岩に圧倒されます。同じ場所にある甲子大國神社の大國さまにご挨拶をして、中之嶽神社にむかいます。
こんな長い階段を登るのですかって階段を登ります。息を切らしながら本殿に到着です。本殿は轟岩(とどろきいわ)と言われている巨大な岩に刺さるように建っています。巨岩群の中にいるだけでも山からの気に圧倒されるのに、巨岩に建つ本殿にお祀りされている日本武尊(やまとたけるのみこと)様の気にも強く気当たりが凄すぎて帰りに駐車場のロードスターの中で30分くらい気絶していたくらいです。
人生にいくつかある小さなゴールを目指していて疲れた時、妙義山中之嶽神社に行ってみては如何ですか。