カーンカーンカーン!
手がしびれるくらいに力を入れ、木槌で木の板を叩きます。その音が境内に響きます。
またまたまた、3時起き。
少し涼しくなってきた9月下旬、7時30分発南紀白浜空港行きに乗り、熊野三山詣でにむかいます。
快晴の空の旅、普段なら席に座るなり熟睡。気がつくと目的地の空港に着いているのに、今日は眠くならず、飛び立つための加速を味わい、すごい旋回だなぁ~なんて思いながら窓の外を眺めています。10分くらい飛んだでしょうか、僅かに雪をかぶり朝日に輝く富士山が見えてきました。なかなか富士山を上から見ることはないなあと思い合掌。
雪をかぶり冬支度の富士山
そのまま熟睡したらしく、着地の衝撃で目が覚めました。空港でレンタカーに乗りかえ、熊野速玉大社にむかいます。
2時間くらいで和歌山県新宮市新宮1番地、熊野川のほとりにある熊野速玉大社に到着。鳥居や社殿は鮮やかな朱の色で厳かの中に華やかさがありきらきらとした境内です。拝殿で熊野詣でのご挨拶と日々のお礼をします。
熊野三山 熊野速玉大社
そして今回熊野三山詣でと同じくらいに気合を入れ緊張をする場所があります。速玉大社境内にある恵比寿神社です。ここは以前、あるお願いをするためだけに、急遽東京から5時間電車を乗り継ぎ、1時間お詣りをして、また5時間電車で東京に戻るという強行軍をしました。そこまでしても来る意味のある場所です。
たたずむ恵比寿神社
ここ恵比寿神社の恵比寿様は普段寝ています。熟睡中です。
そのためにお社のお賽銭箱右側にある木槌を使い、下にある木の板を力強く叩き起きていただきます。その時の音が境内に響き渡るのです。
カーン!カーン!カーン!
私は欲深いので3回叩きます。
響くのです。
手にも響きます。
木槌に叩かれえぐれる板
そして、恵比寿様にお願いをするのです。
しっかりと気合を入れお願いをします。
必ず心願成就すると思っています。
ご商売をされている皆様、夢を叶えるために日々精進をしている皆様、是非お詣りしてはいかがでしょう。
木々に囲まれる社