前回に引き続き、名古屋の食のキロクをお届けします。
2日目の朝食は「コンパル」へ。
コンパルは名古屋喫茶を代表する店で、市内に10店舗あるのだとか。
「名古屋=モーニング」のイメージがあったので、
ホテルの朝食ではなく、わざわざ出かけてみました。
コンパルのモーニングは、飲み物にプラス130円でハムエッグサンド
が付きます。ただのトーストじゃありません。流石、名古屋モーニング!
頼んでみました。エビフライのほかに薄焼き卵にキャベツと具がたっぷりで、
タルタルソースとケチャップも入り、サンドイッチ1つ頬張るだけで、
洋食をしっかり食べているような感じがして、お腹いっぱいになりました。
コンパル栄東店
名古屋市中区栄3-5-12栄森の地下街南二番街
TEL:052-951-8151
名古屋城で遊びすぎて、遅めのお昼ごはんとなったのですが、
夜に備えて軽く食べることにしました。朝もエビだったのですが、
昼もエビになってしまいました。そう、天むすです。
名古屋名物として知られている天むすですが、実はその発祥はお隣、
三重県の津市の「千寿」。 津市の天ぷら屋さんの裏メニューだったのが好評で、
天むす専門店になったそうです。
現在、名古屋でイートインできるお店はないようで、駅売店で購入して、
寒いなか外で食べました。
エビ天はほとんどご飯のなかに埋もれています。
塩加減が絶妙で、大きさも小ぶりなので、一気にいただてしまいました。
天寿 近鉄名古屋駅構内店
名古屋市中村区名駅1-2-2
近鉄名古屋駅地下改札口横
そして名古屋最後の食事は、ひつまぶしです。
ひつまぶし発祥の店と言われている「あつた蓬莱軒」に行ってみました
(発祥は諸説あるようです・・・)。
HPを見ると平日の夜は予約できるみたいですが、この日は連休中。
どれくらい混んでいるのか想像もつかず夕方5時半ぐらいに行ってみました。
すでに駐車場はいっぱいで、店の周りは渋滞中。
まず受付を済ませないといけないシステムでした。
受付すると1時間後に戻ってくるように言われたのですが、
周辺は何もなくどこで時間をつぶせばいいのか困ってしまいました。
何とか時間をつぶし、再度6時半に行くと、すぐ入店でき、2階の部屋に通されました。
テーブルの上のメニューには食べ方も紹介されています。
まず、おひつのなかのご飯を十文字に4等分します。
最初は何もいれずそのまま。
小さく刻んだウナギのかば焼きがご飯とよく混ざり、おいしくいただきました。
2杯目はネギ、ノリ、ワサビの薬味を入れます。
薬味の風味が加わり、さっぱりとした味わいになりました。
そして3杯目は薬味とダシをいれてお茶漬けにします。
ダシの旨みが加わり、サラサラと喉を通ります。
最後の1杯は好きな食べ方でとありました。
遊び心があって、とても楽しくおいしくいただけました。
あつた蓬莱軒 本店
名古屋市熱田区神戸町503
TEL:052-671-8686
たった2日間でしたが、計5食の名古屋メシを堪能できて、
大満足の旅となりました。
でも、台湾ラーメンやカレー煮込みうどん、名古屋コーチン、
きしめん・・・など、まだまだ名古屋名物はあります。
次の機会を見つけて挑戦したいな〜と思います。
(取材・執筆 山本 厚子)