秋晴れのある一日、東京とは思えないほどの自然にあふれた、あきる野市の「秋川渓谷ワイルドツアー」に参加してきました!
右上:はちみつ、うどん、秋川牛のカレーなど物産品もいろいろ
下:ステキなカップで珈琲や紅茶をいただける「茶房むべ」
●廣徳寺(こうとくじ)
応安6年(1373)創立の古刹です。室町期の面影を残す総門や、禅宗様式の山門など市指定の文化財に囲まれています。
特に秋には山門をくぐったすぐの場所にある2本の大イチョウが黄色に染まり、見事な姿を見せてくれます。また、幹周り2.5m、樹高19.1mものタラヨウや、樹高24.45mのカヤはいずれも都指定の天然記念物で、一見の価値ありです!
今シーズンは終わってしまいましたが、石舟橋もオススメの紅葉スポットですよ。
右下:全長96mの石舟橋
●大岳鍾乳洞(おおだけしょうにゅうどう)
昭和36年に発見された、全長約300mの鍾乳洞です。あきる野に探検できるような鍾乳洞があること自体がびっくりなのですが、今まで日本各地の鍾乳洞をいくつか行ったことのある私ですが、大岳鍾乳洞のような鍾乳洞は初めてです!
1
周約20〜30分で巡れるのですが、行程のほぼ80%以上は腰をかがめながらでないと進めないのです!それほど、頭上に洞窟が迫っているのです。まさに自
然のまま。一歩進む度に、入口で貸してくれるヘルメットが天井にガンガンぶつかり、あちらこちらで楽しい(?)悲鳴があがります。体力に自信がある方、腰
痛持ちでない方はぜひチャレンジしてみて下さいね。
●秋川国際マス釣り場
前回のあきる野ツアーでもこちらに来ましたが、またまた釣りにチャレンジ!
ここは魚を放流しており、初めての人でも簡単に釣りが楽しめるスポットとして、カップルや家族連れに人気の釣り場なのです。エサや竿のレンタルがあり、エサで釣るので思った以上に簡単に魚が釣れるので、あちこちから「釣れた!」という、うれしい歓声があがります。
釣れた魚は無料で処理をしてくれるので持ち帰ってもいいし、その場で串焼きもOK。持ち込み自由のバーベキュー場(有料)もありますよ。
●燈々庵(とうとうあん)
江戸時代に建てられたという旧家の邸宅敷地内にあった土蔵を改装した食事処&ギャラリーです。控えめの照明が落ち着きある空間を演出しており、竹林、小川、苔庭の見える窓外の景色とともに風情があります。大人の女子会や同窓会などに使いたくなるようなスポットです。
料理は山菜や川魚など季節の素材を生かした手の込んだ懐石。料理をより一層引き立てる器の数々やステキな盛りつけにも注目ですよ。
●近藤醸造
明治41年創業の醤油造りひと筋にこだわったお店です。敷地内に入った途端に、お醤油のいい香りが漂ってきて、お煎餅や煮物などが食べたくなってきます(笑)
国産大豆や国産小麦を使った、看板商品の「丸大豆醤油」はもちろんですが、丸大豆醤油を使った焼肉のたれやめんつゆも人気商品です。わたしはゆずぽん酢を購入! 鍋物、酢の物、野菜サラダなど様々な料理にぴったりだそうです。
●瀬音の湯(せおとのゆ)
す
ぐそばを流れる川の瀬音を聞きながら露天風呂に入れる日帰り温泉です。ここの湯の特徴はPh(ペーハー)の数値が10.1とかなり高いこと。まるで乳液の
ような吸いつくようなやわらかな肌ざわりの湯なので、入浴後もしっとり感が続くのです。これは本当に驚きです。これほど良質なお湯が東京都にあったと
は・・・。
新鮮な産直品を買える直売所と、1泊朝食付き7500円〜(1名あたり)の2名定員のコテージも併設しています。
各々のスポットが少しずつ離れているので、スポット間の移動は不便なのかな?とも思ったりしますが、武蔵五日市駅にはレンタサイクルがありますので体力に自信がある方は自転車で巡るのもよさそうです。
・グリーンチャージ
右上:地元産のはちみつを使った手作りバームクーヘンをいただきました
右下:大迫力の秋川牛のバーベキューをいただきました →松村精肉店
左下:近藤醸造のたれやぽん酢、薪釜屋YOSHIZOのステーキソース(右端)をつけてバーベキュー
3年前にもあきる野発見ツアーに参加したのですが、今回もまた新たな発見があったツアーでした。
都心から約1時間半の場所に、こんなに緑豊かな自然やおいしい食事、美人の湯があるのです。行かないともったいないですよ!
前回の記事はコチラ
ちなみに、今回撮影に使用したカメラは、オリンパスのミラーレス一眼「PEN」。
今回のあきる野ツアーで初めて使用したのですが、カメラが勝手に判断して撮ってくれるので、カメラ任せでもOKです。
そして、なにより、軽い! 軽くて小さい!
私のように手の小さい女子でも、すっぽり包めるような手頃なサイズ。
首から提げても、首がこらないのもいいですね。お散歩カメラにぴったりでした。
(取材・執筆:塩見有紀子)