“つなぐ”がコンセプトのホテル
東京・日本橋エリアに2018年9月13日、三井ガーデンホテルズのプレミアクラス「三井ガーデンホテル日本橋プレミア」がオープンしました。オープン前に開催された、プレス内覧会をレポートします。
ホテルは東京メトロ三越前駅・JR新日本橋駅に地下階から直結しており、東京駅からも徒歩圏内と大変便利な場所にあります。今年6月に竣工した、オフィスや商業店舗などが入っている複合施設「OVOL(オヴォール)日本橋ビル」の1階と9~15階の上層階に位置しています。
江戸時代から文化・経済・商業の中心として栄え、人と人・人と者・人と情報を繋ぐ役割を担ってきた日本橋。三井ガーデンホテル日本橋プレミアも、“つなぐ”を開発コンセプトとしています。例えば、日本橋とホテル、ホテルの各所の空間をつなぐ「アート」もそのひとつです。
館内に漆やガラス、江戸切子などのアート作品の数々がさりげなく置かれています。ひとつひとつの作品は作家が手掛けたホテルオリジナルのもので、日本橋の文化と東洋の魅力を感じさせるもの。1階エントランスから9階のロビーラウンジ、そして客室までをアートがつなぎ、ひとつのストーリーが奏でられているかのようです。また、ロビーラウンジフロアにあるテラスと中庭は、高層ビルが並ぶ日本橋の憩いの空間となるでしょう。
江戸をさりげなく感じさせるゲストルーム
264室あるゲストルームはすべて20㎡以上の広さと、バス・トイレ・洗面を分離したゆとりあるスペース。外国人滞在客も意識し、客室デザインは東洋の神秘性と日本の伝統美を表現しているそうです。「江戸」「日本橋の川」「職人のこだわり」というイメージを取り入れるため、江戸切子模様や日本橋川をイメージしたアート、信楽焼の特製洗面ボウルや麻の葉模様をあしらったオリジナル手ぬぐいと足袋が採用されています。
手足を伸ばせる宿泊客専用のJapanese Bath
客室内のバスルームのほかに、9階には宿泊客専用の大浴場「Japanese Bath」も設けられています。切妻屋根仕様の天井、無垢のヒノキを使った寝湯の枕など、仕事や旅の疲れを足を伸ばして寛げる大浴場があるのはうれしいところ。また、大浴場へと向かう回廊にも彫金による蓮のアートが配置されており、日本橋の路地のような風情を感じさせます。
加賀料理の名店「浅田」が手掛ける朝食とバー
料理もこのホテルの楽しみのひとつです。慶応3年より加賀料理の伝統を培ってきた料亭「浅田」がホテル初進出の店舗として「日本橋浅田」を出店しました。赤坂、青山、名古屋に店舗がありますが、朝食メニューの提供は「日本橋浅田」が初めてとなります。落ち着いたモダンな店内に並ぶ朝食は、「一汁三菜」を基本としたブッフェスタイルのメニュー。三井ガーデンホテル日本橋プレミアでしか味わえない、旬の味わいを集めた小鉢料理が並びます。焼きたてのパンやサラダ、フルーツなどもあるので洋食派の方も安心です。昼食、夕食はもちろん、朝食もホテル滞在客以外も利用できるので、気軽に立ち寄ってみては?
さらにレストランに隣接して、浅田の初業態となるバー「松(MATSU)」も出店。浅田ならではのフードメニューを味わいながら、ホテルオリジナルのカクテルを楽しめます。大きな窓から広がる日本橋の夜景とともに、寛ぎのバータイムを過ごせます。
ビル内にはダイニングやカフェも
さらに、OVOL日本橋ビルには、フレンチをベースとした料理と生演奏やライブステージを提供するレストラン「SALONE VENDREDI」、浅草・蔵前で人気の卓球サロンダイニングバー「RIBAYON ATTACK」、カジュアルイタリアンの「Locanda MEAT&ITALY」、黒毛和牛をお値打ち価格で楽しめる肉食堂「肉屋の量売り食堂 听屋(ぽんどや)」もオープンしました。
東京へ遊びに来る時のみならず、東京在住の人にとっても、都心のホテルに泊まることは新鮮なはず。特典付きの開業記念宿泊プランもありますので、ちょっと贅沢したい時に泊まってみてはいかがでしょうか。
三井ガーデンホテル日本橋プレミア
詳細はコチラ↓
https://www.gardenhotels.co.jp/nihonbashi-premier/
<取材・文:塩見有紀子>