コロナ禍で、気軽に海外に行けなくなって2年近く経つのでしょうか?近場の東南アジアでいいからとにかく行きたい!と、うずうずしている人も多いはずです。東南アジア諸国の楽しみの一つに、夜市屋台めぐりがあります。シンガポールのニュートンサーカス等が有名ですが、台湾各都市にある夜市も人気があり賑わいます。
京都の四条烏丸近くに「熱烈観光夜市」というアジアの夜市をイメージした店が9月にオープンしました。赤い提灯や、ステンレスのテーブルにプラスチックのチープな椅子といった、まるで台湾の夜市に行ったようです。ただし台湾夜市そのものではなく、漠然とアジアの店を演出していて、台湾、中国、シンガポール、インドネシア、韓国、タイ、ベトナムなど様々な国の約70種の料理が食べられます。
入口で焼き小籠包を調理していて、焼きたてを運んでもらえます。豚肉、白ネギにオイスターソースを練り込んだ餡を、自家製のもちっとした皮で包み、カリッと焼いて割ると肉汁があふれ出ます。
店頭目の前で焼き小籠包を調理します
台湾といえば、鶏肉を薄く延ばして揚げたでっかいダージーパイでウーシャン粉の味付けが癖になります。ルーローハンなどには、タイ米と日本米をブレンドした香り高いジャスミン米を使うこだわりようです。麺類は、牡蠣、麻婆、イカ団子など数種類の台湾麺線がそろっています。柔かい麺に絡む出汁のきいたとろみスープが特徴です。
ダージーパイ、シンガポールチキンライス、牡蠣オムレツ、山椒餅、台湾麺線、
ルーローハンが並びます
珍しいところでは、カエルスパイシー揚げです。長い脚に白身がたっぷりついていて食べ応えがあります。牡蠣オムレツ、ナシゴレン、胡椒餅などもっと紹介したいのですが、ドリンクも面白いです。韓国焼酎、各国の瓶ビールに交じって果実がゴロゴロ入ったジュースや機械で果肉だけをすりおろしたカジュッタと呼ばれるジュースも南国の飲物感満点です。セルフサービスで、ショーケースから取ってきて、飲み終われば瓶を足元のドリンクケースに入れて、最後に会計してもらうシステムです。
山椒餅
カエルのスパイシー揚げ、2脚分
格国の酒類と見たことない美味しそうなジュース類
趣のある店が多い静かな綾小路沿いのこのお店は、連日満員なので予約が必須です。京都の一夜をこんな店で過ごすのもまた一興かも?
まるでアジアの雑多な屋台のような店内
一品約200円~約800円 ドリンク約310円~1100円
住所:京都府京都市下京区綾材木町207-1 TEL:075-708-2358
営業時間:平日16:00-23:00 土・日・祝15:00-23:30 LO 22:30 定休日:なし