ぐっと冷え込む日が続いた2月が過ぎ、3月に入ると気温がぐんぐん上昇、東京では3月14日に桜の開花宣言が出ました。今年の桜前線は例年より早く進んでいるようです。
東京周辺では、桜は卒業式が行われる頃に咲きますが、私の地元・福島県の浜通りでは、4月上旬が見頃。入学式に彩りを添える花のイメージです。県内屈指の桜の名所、夜の森の桜並木も昨年は4月10日前後に満開を迎えました。東北の桜前線は、4月が本番。おすすめの桜の名所をご紹介します。
夜の森の桜。この桜並み木のすぐそばに中学校がありました
福島県喜多方市 日中線しだれ桜並木［さくらまつり期間：2023年4月7日〜26日］
昭和59年に廃線になった日中線の線路跡を整備した遊歩道の両側に、約3kmにわたり1000本のシダレザクラが植栽されています。桜並木の入り口までは、喜多方駅から歩いて5分ほど。4月14日〜23日までライトアップを行う予定です。
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昨年の満開の時期は4月20日頃
福島県下郷町 湯野上温泉駅の桜［例年の見頃：4月中旬〜下旬］
茅葺き屋根が素朴な佇まいの会津鉄道・湯野上温泉駅は、「東北の駅百選」にも選ばれています。ホーム周辺に約30本の桜が植栽されており、車窓からも桜を楽しめます。囲炉裏のある待合室で、甘酒などをいただくのもおすすめ。駅舎の隣には温泉を引いた足湯もあります。
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湯野上温泉駅のソメイヨシノは、昨年は4月20日前後に満開となりました
岩手県北上市 北上展勝地［さくらまつり期間：2023年4月15日〜30日］
青森県の弘前公園や秋田県の角館と並び「みちのく三大桜名所」に数えられる北上展勝地は、東北の桜めぐりでぜひ一度は訪れていただきたい場所。北上駅から徒歩20分ほどで、およそ293haもある広大な園内に約150種1万本もの桜が植えられています。なんといっても見ものは、枝ぶりも見事なソメイヨシノの並木道。敷地が広大なので、ゆったり花を楽しめますよ。
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観光馬車は名物。駐車場が混み合うので、電車で出かけるのがベター
ちなみに、弘前公園の開花予想は4月14日、角館のシダレザクラの開花予想は4月15日です。バッチリ満開の時期はもちろんですが、散り際の美しさも桜の魅力。特に、弘前公園のお堀の花筏は見事ですよ！
