第3回 「星野リゾート リゾナーレ熱海」

東京から新幹線でおよそ40分。観光客が行き交う熱海駅前の喧噪から離れた高台、温泉街や相模湾を望む地に建つ「星野リゾート リゾナーレ熱海」。

「リゾナーレ」は「大人のためのファミリーリゾート」がブランドコンセプト。特に「大人の女性」が子どもたちやパートナー、友人と共に贅沢なひと時を過ごすためのさまざまなおもてなしが用意されています。

2011年12月21日にオープンした「リゾナーレ熱海」でも季節ごとにさまざまなプランがあります。今回は多田と川崎の2名で訪れ、「美人ことはじめ」プランを中心に「リゾナーレ熱海」を体験してきました。


「海」と「花火」がテーマの

ブルーを基調としたさわやかな館内

熱海といえば、なんといっても海!そして、昭和27年に第1回目が行われたという海上花火大会も、今や熱海の代名詞となっています。

「リゾナーレ熱海」は、熱海を代表する2つのキーワード「海」と「花火」をテーマにしたインテリアで纏められています。花火のグラフィックが施されたブルーのカーペットが印象的なアプローチからフロント前に目を転じれば、眼下に広がる大空間。2階分の高さはゆうにある吹き抜けに、大きな窓を配したBooks
&
Caféがあります。旅の本やインテリア、写真集と多彩な本が揃うので、本を手に取って読むもよし、窓の外に広がる大パノラマを楽しむもよし。思い思いのひと時を過ごせます。


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ブルーを基調とした空間に、花火をイメージしたクライミングウォールが彩りを添えます

アクティブ派なら、クライミングウォールにチャレンジを。花火をイメージして配された石やバーを手がかり足がかりにウォールをよじ登ります。正面向かって左が中級、真ん中が初級、右が上級になっており、スタッフのサリーさん(ニックネームです!)いわく、「上級を登り切ったところから見る眺めは最高ですよ!」とのこと。上級をチャレンジしてみましたが、納得の景色を一人占めできました。お試しあれ!

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左:Books &
Café。絵本から小説まで並ぶので、子どもも大人も満足できます

右:スタッフのサリーさん。お子様は4歳からチャレンジできますよ!


お部屋はすべてオーシャンビュー

広々とした和洋室でのんびり過ごして

「リゾナーレ熱海」は、どのお部屋からも爽快な相模湾を眺められるという絶好のロケーションを誇ります。全76室あるお部屋は全室和洋室。しかも、スタンダードルームにあたるスーペリアビューでも、広さ65㎡とゆったりとしたスペースを確保しています。ほかにも眺めのよいバスルーム付きのビューバスや、広いテラスが備わるコーナーテラスなど、用途に合わせて8つのタイプからお部屋を選べます。


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テラススイート。ゆったりした造りでリラックスできます。

私たちが宿泊したのはテラススイート。広さは120㎡あり、真っ青なカーペットが穏やかに凪ぐ相模湾を思わせます。8畳の和室に加え、ツインベッド、ソファー、テーブル、デスクスペースが。全館Wi-Fiが使用できるので、持参したPCでちょっとした仕事もできます。バスルームもゆったりサイズ。シンクが2つ並んでいるので、これなら朝の身支度も順番待ちしなくてすむのもうれしいポイントです。お部屋の備品も大充実。空気清浄機など、「あったらいいな」と思うものが揃っています。


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左:テラスからの眺望。思わず記念写真を撮りたくなる大パノラマ!

右:2人で並んでもまだ余裕があるバスルーム

2013年2月22日に露天風呂オープン

熱海の名湯を心ゆくまで堪能して

大浴場「明星の湯」はホテルの2階に位置します。といっても、ここは高台。通常の2階とはかけ離れた大パノラマを堪能しつつ温泉も楽しめるという贅沢さです。

内湯にはヒバ造りの湯船があり、ほのかに木の香が漂っています。さらに2013年2月に誕生した露天風呂も。湯船を満たす温泉はナトリウム成分を多く含んでおり、身体の芯まで温めてくれます。冷え性の方には特にうれしい温泉です。湯加減も熱すぎず、長湯をするのにちょうどいい塩梅。湯船の縁にもたれて海を眺めれば、時が過ぎるのを忘れてしまう心地よさです。

脱衣所には、クレンジング・化粧水・乳液とスキンケア用品、タオルとバスタオルが用意されているので、お部屋から手ぶらで......もOKです。


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上:2月にオープンしたばかりの露天風呂。サウナも併設されています

下左:うちわのオブジェがユニークな大浴場のエントランス

下右:メーク落し・化粧水・乳液、髪を束ねるゴム、コットンと綿棒のセット、ブラシが用意されています


モダンなダイニングで味わう

美しき日本料理の数々

和食ダイニング「花火」では、地元の新鮮な魚介類をふんだんに使用した会席料理を味わえます。なので、メニューは季節替わり。私たちが訪れた4月には、春らんまんなお献立が待っていました。

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上左:器もかわいらしい先付け。上右:彩りよく盛り付けられた八寸

下左:夜空に打ち上げられた花火の様に、伊勢海老や金目鯛などの

お造りや野菜がお皿の上に散りばめられています

下右:桜の香りいっぱいの「春の特製さくらあんみつ」をチョイス

先ずは先付けの「さざえの翡翠和え」から。ほんのりカレー粉が効いたスパイシーな一品。八寸、お椀に続いてお造りが登場します。

さてこの「花火流のお造り」ですが、まさにこちらのダイニングならではのもの。ただ醤油でいただくのではなく、例えば金目鯛にはオレンジの酢味噌、カンパチには塩昆布を合わせるなど、どれもひとひねりが効いています。ぷりぷりっとした新鮮なお刺身との意外なハーモニーを満喫できる逸品です。

台のものは「牛ヒレ、ロース、もも肉の三味焼き」「旬魚と茸の風船焼き」「金目鯛の煮付け」から、別腹の甘味も「春の特製さくらあんみつ」「ほうじ茶のクレームブリュレ」「淡雪チーズ木苺ソース」「梅酒ゼリー」「アイスクリームとシャーベット」の5種類からセレクトできます。どれを選ぶか迷える幸せも噛みしめたいところです。

夕食はプランによってスタジオビュッフェ「もぐもぐ」で、和食・洋食・中華料理をバランスよく満喫できるビュッフェも選ぶことが可能です。


地上に輝く星空のような温泉街の夜景を眺め

グラスを傾ける至福のバータイム

ビールバー「ゴクゴクBAR」。

ビール好きにはたまらない響きのバーでは、ベルギービールを中心に、国内外のビール20種類あまりを取り揃えています。ビールとともに、温泉街のきらめく夜景も堪能できるというロケーションも魅力。テーブル席もあるのですが、より眺めの良いカウンター席から埋まっていくのだそうです。街の灯りだけでなく、山際を走る列車までも見え、まるでジオラマを見ているよう......。夢見心地でビールを満喫できます。

ここでぜひ味わってほしいのが、長野の地ビール「よなよなエール」の生!一杯一杯丁寧に注がれ、細やかな泡が立っています。のどごしさわやかなビターテイストのよなよなエールは、ゴクゴクというよりも、じっくり味わいたくなる味わいです。

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1杯目、川崎はイギリスのバス・ペールエール、多田はベルギーのデリリウムを。

2杯目は本命、よなよなエールの生をいただきました。

バックの夜景も見事で、ついお酒が進んでしまいます。

和食派?洋食派?それともミックス?

陽光を浴びていただく朝食ビュッフェ

朝食は「もぐもぐ」で和洋食のビュッフェを。

シェフが手際よく仕上げてくれる卵料理、フレッシュなリーフサラダ、熱海に来たらぜひ食べたい干物......とバラエティ豊かなメニューから、好きなものを好きなだけ選びましょう。

小松菜とリンゴのフレッシュジュースでのどを潤し、パンやサラダで洋食中心のメニューをいただいた後に、〆に鯛のだし汁をかけたお茶漬けをざくざく...。大海原を眺めながら食事をすると、常よりいっぱい食べられちゃうから不思議です。

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左:川崎の盛り付け例。フレッシュなサラダを中心にした朝食にしてみました!

右:多田は少しずつをいっぱい派。デニッシュは小さめなので、色々食べられます

ブランドコンセプトに偽りなし!

子育て中のママにうれしいサービスがいっぱい

「大人のためのファミリーリゾート」がブランドコンセプトの「リゾナーレ熱海」。小さなお子様連れのファミリーの姿も多く見かけました。その人気の秘訣もご紹介しましょう。

まず客室に入ってほっとするのは、その広さ。全室和洋室で、入口で靴を脱ぐので走り回ってもハイハイしても安心。室内で充分に遊ばせることができます。またベビースイートルームもあり、簡易キッチンやベビーベッド、電子レンジ、おむつ替えセット、哺乳瓶洗浄セットなどが完備されています。通常のお部屋でも、ベビーやキッズ向けのプランを利用すれば、様々なグッズや備品、おもちゃなどを用意してくれます。ショップにも紙おむつやベビーフードなどが販売されているので、足りないときでも焦らなくても大丈夫。お子様連れだととかく荷物が多くなりがちですが、スマートに旅を楽しむことができます。

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左:客室は裸足OK。ゆったりとした広さがあり、ファミリーでもゆったりと寛げる

中:大浴場の脱衣所にはベビーベットを設置。おむつ用ゴミ箱があるのもうれしい配慮。

右:大浴場内には敏感な赤ちゃんのために、ベビー用ボディソープも用意。


この配慮はもちろんレストランや大浴場にも。食器からベビーバスまで、必要なものはすべて揃っているといっても過言ではありません。離乳食も月齢に応じて用意してくれますし、アレルギー食の対応もあります。そして大きなボールプールが設置されたキッズルームやお子様向けのプールもあり、雨天でも煮詰まることなく安心です。オリジナルのキーホルダー作りやシェルアートなどをはじめとしたクラフト体験、親子の北壁でのクライミングウォール、Books
& Caféで一緒に読書...。お子様との思い出作りを楽しめる仕掛けがたくさん用意されています。

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左:クラフト体験は予約なしで楽しめるので、ちょっとした空き時間に便利

中:Books&Cafeには良書が揃っており、おみやげに買われる方も多いそう

右:設備充実のナーサリースペース。営業時間外には遊びスペースとして使える


また様々な知育玩具や子供用のトイレなども備えたナーサリーもあるので、エステでリフレッシュする間、ご主人とゆっくりとお食事を楽しむ間などに利用できます。

しかしなにより「リゾナーレ熱海」の実力を感じたのは、滞在中一度も子供をしかりつける声を聞かなかったこと。どのパパもママもとてもリラックスしていました。子供のための備品や施設、プログラムの充実、スタッフの心遣いなどが行き届いていることで、「ここでは受け入れられている。ここならゆっくりと子供と楽しめる」という絶対的な安心感がうまれるのでしょう。こういう心の安らぎこそ、子育て世代には重要ですよね。大人もゆっくりと寛げる休日が、ここ「リゾナーレ熱海」にはありました。


★美人ことはじめ★

新しいことをスタートさせるのにぴったりな春。その時期に合わせて「リゾナーレ熱海」では、きっかけ作りのプランを用意しています。テーマは「美人になる」。外見だけの美しさではなく、内面を磨くことで自信と気品あふれる大人の女性の美しさを目指します。プログラムは、「深呼吸美人」「茶道美人」「所作美人」「料理美人」の4つがあり、各分野の先生が、最初の一歩を指南してくれます。どんな習い事をはじめようかしら...と迷われているなら、お試しのつもりでぜひ気軽に参加してみましょう。

■ 3月1日〜5月31日開催(3月16日〜4月7日、4月26日〜5月6日を除く)

■ 定員5名様まで

■ 各プランの詳細はこちらをご覧ください。ご予約方法も記載されています。

http://risonare-atami.com/plan/plan_kotohajime.html?ref=top_S4_130401

深呼吸美人

深呼吸ストレッチ&瞑想で心と身体を整え、スパトリートメントでお肌を磨く......、内面も外面もキラリ輝くためのお手伝いをしてくれるコース。日常生活に気軽に取り入れられるメソッドがいっぱいです。天蓋付きの客室には、オーディオやアロマポットも用意され、癒しのひとときを過ごせます。Tシャツとスウェットパンツなど簡単なルームウェアをご持参していただくと、よりリラックスして臨めますよ。

■日・月・火曜宿泊

■1泊2食料金+1名様15,000円

【1日目】

15:00 チェック・イン

17:30 夕食

20:00 お部屋の天蓋・キャンドルライトの中で深呼吸ストレッチ&瞑想

【2日目】

8:15  野外テラスで深呼吸ストレッチ&瞑想

11:00 スパトリートメント

深い呼吸とともに行うストレッチ

心をまっさらにして新しい自分に

夜はキャンドルの灯火が揺らめく幻想的な雰囲気の中、朝はきらめく海を望むテラスでストレッチ&瞑想を行います。ポイントは深い呼吸。ふだん無意識にしている呼吸はやや浅くなりがち。このコースでは意識して鼻からいっぱいに空気を吸い込み、口から「はぁ〜」とやや力を抜くような塩梅で吐き出す呼吸法を学習。この呼吸法をしつつ全身をほぐすストレッチを行います。

ストレッチに続いて瞑想タイム。インストラクターの導きで、眉間に青い光、胸に白い光、そしてお腹に赤い光が宿ることをイメージしていきます。瞑想を行っている間も、深い呼吸は忘れずに。こうすることで、日常生活で乱れがちな心が穏やかになっていくのだそう。忙しい毎日を過ごしていると自分を見つめる時間がなくなりがち。深い呼吸をしつつ瞑想することで、まっさらな心を取り戻し、新しいアイディアをうみだす「創造する力」を育むことができます。

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左:夜の瞑想。ストレッチの後の瞑想。椅子に浅く腰掛けて行います

右:朝のストレッチ。インストラクターの動きに合わせ、気を感じながらストレッチ

オールハンドのトリートメントと

アロマの香りに癒される

最後に待っているのが、スパトリートメント。セラピストによる丁寧なヒアリングにより、ひとりひとりのコンディションをチェックしてからのトリートメントとなります。今回体験したのは「フォレスタ・フィオレンテ〜花咲く森」と名付けられたフェイシャルとボディを組み合わせたコース。ボディ用のオイルは、ローズマリーがベースの爽やかな香りで、むくみに悩む方におすすめの「No.3」、樹の精油をブレンドし、心の緊張をほぐしてくれる効果がある「No.6」、オレンジなどの成分が身体を温め、女性ホルモンを高めてくれる「No.8」の3種類から選べます。フェイシャルにはローズをたっぷり配合し、お肌に透明感をもたらしてくれる「No.10」を使用します。

背中から脚、デコルテ、フェイシャル、ヘッドとオールハンドによるトリートメントで、全身のリンパの流れを整え、健やかな肌へと導いてくれます。手のぬくもりを感じつつのトリートメントに、思わずうとうと微睡んでしまいました。

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左:白を基調としたインテリアで、リゾート感あふれるトリートメントルーム

右:ひとつひとつアロマと効能の説明を受け、好みのオイルをセレクト

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所作美人

全国屈指の芸者街・熱海で、芸妓さん(熱海では「芸妓(げいぎ)」と呼びます)に和服や和室での所作を習うコース。日本舞踊をはじめとした芸妓の立ち振る舞いには、指先や目線の動きなど何気ない仕草の中にも女性らしさがいっぱい。美しい女性になるための第一歩を勉強できます。

■ 土曜日宿泊

■ 1泊2食料金+1名様18,000円

【1日目】

15:00 チェックイン

17:30 夕食

【2日目】

9:30  ホテルにて着物着付け

10:30 熱海見番へ移動

10:45 熱海芸妓見学

11:40 ランチ

12:20 所作のお稽古

13:30 終了、ホテルに戻って着替え

和服に着替えて、芸妓の舞いを観賞

日本女性の美しさを知る

所作美人の講座は、1泊した翌朝から始まります。朝、着付けの方がお部屋を訪ねてくださり、和室で着物に着替えます。着付けに必要なものはすべてセットになっているので、手ぶらでいいのも楽ですよね。せっかくの着物を着るのですから、朝、髪を結い上げてアップスタイルにしておくとよいでしょう。もちろんご自身の着物を着たい!という方は、持ち込みもOK。

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左:着物は5種類から好きなものを選びます

中:着付けをしながら、着方のアドバイスなどもしてくれます

右:お稽古に必要なハンカチとお扇子もセットに

着付けが終わったら、海近くの初川沿いにある熱海見番へ。ここで毎週土曜と日曜の午前11時から「湯めまちをどり
華の舞」が披露されています。踊りの後は客席に芸妓さんたちが降りてきて、お話しや写真撮影も可能。普段、芸妓さんを身近に見る機会などあまりないので、それだけでも貴重な経験です。

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左:置屋組合が置かれる熱海見番。明治時代からの粋なお座敷文化が根付いた湯町だということを再確認

右:9曲の踊りを見て、お菓子とお茶も付いていて、つかの間のお座敷気分が味わえます

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首のかしげ方や姿勢、目線、指先の動きの様式美に、日本文化の奥深さを感じます

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左:芸妓さんと記念撮影。「舞台から見て着物姿がよく目立って見えて、

華やかでいいねって話していたんですよ」とお声をかけられました

右:和服でランチ。春の味覚満載のお弁当でした

「華の舞」観賞の後は、2階の稽古部屋のひとつで、和食のお弁当のランチ。三味線が壁にかけられ、芸妓さんの舞台裏にお邪魔しているような気分も味わえます。


張りつめた空気の中で、本場の所作を学ぶ

終わる頃には見違えるような所作美人に

お昼が済んだらいよいよお稽古です。

芸妓組合会長の松千代さんの指導のもと、ふすまの開け閉て、座り方、立ち方、着物の裾さばき、畳の歩き方、お辞儀の仕方、オードブルの運び方、箸の持ち方、料理の取り分け方などを学んでいきます。聞けばこの講座、芸妓の養成講座の基礎編を応用したものだそう。しかも熱海の芸妓だけでなく、他所の芸妓見習いの方たちも参加しにくるという、正真正銘の芸妓への第一歩が盛り込まれているのです。松千代さんの声掛けにもお遊びでない厳しさが感じられて、真剣に芸事を学ぶ空気が満ちています。

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上:お稽古スタート。所作の意味を考えながら、頭から足先まで隅々に気を配ります。

下左:幾度もやり直すうちに、お辞儀の仕方もきれいになっていきます

下右:最後は和やかに談笑。見番の見学はいつでもできるそうです。

明治時代から伝わる粋なお座敷文化のなかに息づく「立ち振る舞い」の美しさ。それは文字通り「舞い」であって、すべての所作を舞うようになめらかに気を配ることが大切だと気づかされます。40分という短いお稽古ですが、この心掛けを常に持つことで、毎日の生活の中にもたおやかな美しさが生まれてきます。一歩上の女性らしさを身につけたい、和服の身のこなしを知りたい、という方におすすめのコースです。


■ 「美人ことはじめ」のご予約方法などの詳細はこちらから

http://risonare-atami.com/plan/plan_kotohajime.html?ref=top_S4_130401

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