京都府・右京区にある臨済宗妙心寺派大本山妙心寺の退蔵院は1404年に建立され、日本最大の禅寺である妙心寺の中でも屈指の歴史ある寺院として知られます。嵐山にある全室リバービューの旅館「星のや京都」では、退蔵院を通常非公開の夜間に貸し切って、薄紅葉が月あかりに照らされる幻想的な風景を眺められる「月夜の薄紅葉狩り(うすもみじがり)」を10月1日~31日に宿泊者限定で開催します。退蔵院で10月に見られる薄紅葉とは、緑の残る淡く色づき始めた紅葉のこと。秋が深まってゆく静かな情緒を感じられます。
妙心寺退蔵院の余香苑(よこうえん)は、大きな池を囲むようにして造られた池泉回遊式庭園で、昭和の名園とも称されます。「月夜の薄紅葉狩り」では、月あかりに照らされた美しい風景を眺めながらプライベートな空間でゆったりとした時間を過ごせます。そして、こちらで味わえるのが、妙心寺の料理方である精進料理店「阿じろ」がこのアクティビティのために手掛けた精進料理。焼きりんごを器にした白和えや、いが栗を表現した一品など、目と舌で秋を感じられる滋味あふれる内容です。
また、通常非公開のかくれ茶室では、副住職夫妻による抹茶のふるまいを楽しめます。行灯のやわらかな光に照らされる静かな茶室でお抹茶を味わいながら説法を聞いて自分を見つめ直せば、心が研ぎ澄まされることでしょう。
月夜の薄紅葉狩り
期間:2021年10月1日~31日(除外日あり)
時間:第一部 17:30~/第二部 18:30~
料金:1名43,000円(税・サービス料込・宿泊料別)
含まれるもの:妙心寺退蔵院の庭園鑑賞、副住職夫妻による抹茶のふるまい、「阿じろ」の精進料理 *妙心寺退蔵院への交通費は含まれません。
定員:各部1組(2~4名)
https://hoshinoya.com/kyoto/ にて7日前まで受付
※都合により開催できない場合があります。天候によって月が見えない場合があります。
旅恋アンバサダーによる星のや京都のひとり旅の紹介記事はこちら
※データ・内容は掲載当時のものです