桜島を見渡す壮大な自然に包まれた温泉旅館「界 霧島」では、2024年2月29日まで「杜氏から教わる本格焼酎と醸造蔵見学」を2つの蔵で開催中です。この取り組みは2021年より「界」の全施設で実施中の、職人や生産者とともに行うご当地文化体験「手業のひととき」の一環で、今年3年目を迎えました。
界 霧島 客室
鹿児島県には110を超える焼酎の醸造蔵があります。そこで、焼酎の魅力により触れてもらいたいという想いから、手作業に重きを置いて貴重な石造りの蔵で焼酎醸造を行う「中村酒造場」と、香り焼酎など概念を変える独自の焼酎づくりを行う「国分酒造」のどちらかの見学ができます。
■手作業で焼酎を醸造する「有限会社 中村酒造場」
中村酒造場の手業のひとときでは、まずは宿泊初日に、中村氏が解説する動画をスマートフォンで視聴しながら 3 種類の「本格焼酎の飲みくらべ」を行います。
そして翌日、すべての工程において機械を一切使わず、手仕事で行う中村酒造場の見学へ。中村氏から焼酎づくりのこだわりを聞きながら、丁寧につくられていく過程を知ることができます。そして今回特別に、中村酒造場で焼酎をつくる過程で使用する、霧島連峰の伏流水を汲み上げた地下水を用いた「前割り」を味わえます。
■焼酎研究を極める「国分酒造株式会社」
国分酒造の手業のひとときでは、宿泊初日には、絶滅状態だった芋を復活させて醸造したもの、明治時代以前の手法で醸されたもの、香り酵母を使ったフルーツのような香り焼酎など、3種類の「本格焼酎の飲みくらべ」を行います。
そして翌日、芋切り、仕込み、発酵、蒸留など、焼酎がつくられている過程を見学します。蔵の中でまるでバナナやライチのような焼酎の香りを楽しめますよ。
杜氏から直接お話をうかがって舞台裏を知ると、焼酎をより深く知ることができ、その味にもっと魅了されることでしょう。
杜氏から教わる本格焼酎と醸造蔵見学
■期間:2023年3月~2024年2月
■時間:飲みくらべは、滞在日1日目。見学は、滞在日2日目13:00~14:30
■場所:見学は「有限会社 中村酒造場」もしくは「国分酒造株式会社」にて現地集合・解散
■料金:1名4,000 円(税込、宿泊費別)
■定員:1日1名~5名
https://www.hoshinoresorts.com/sp/tewaza/にて7日前までに要予約
旅恋アンバサダーによる界 霧島の滞在記はこちら
※データ・内容は掲載当時のものです