星野リゾートが手がける九州における界ブランドとして、鹿児島県の「界 霧島」、大分県の「界 阿蘇」「界 別府」「界 由布院」に続く5施設目、「界 雲仙」が長崎県雲仙温泉に2022年11月25日に開業します。
雲仙温泉は、雲仙天草国立公園内に位置し、立ち込める噴気や湯気が漂う温泉地。活発な雲仙地獄が特徴的で、界 雲仙は地獄に面した立地のため、滞在を通して大地のエネルギーを身近に感じることができます。
客室は、全51室中16室が「和華蘭の間(客室付き露天風呂)」。湯浴みを中心に滞在できる客室で、入浴と休息を交互に楽しめるようにと、リビングルームを取り払う代わりに、露天風呂とベッドルームの境界に「湯上がり処」を設けています。目の前の地獄から湯けむりを感じることのできる開放的な露天風呂を堪能した後、「湯上がり処」の湯上がりチェアで外の景色を眺めながらのんびりと過ごせる造りとなっています。
客室の露天風呂以外にも大浴場があります。オランダから伝わった硝子工芸品であるステンドグラスで彩られた大浴場では、独特な硫黄の香る湯けむりに包まれながら、異国情緒を感じる湯浴みも。
夕食は、和華蘭文化のひとつである卓袱(しっぽく)料理に欠かせない「豚角煮」をリエットにした先付でスタート。そして、特別会席のメインの台の物は、長崎県で親しみのある食材であるあごを使った「あご出汁しゃぶしゃぶ」です。上品な旨味を感じるあご出汁に、牛肉や豚肉をくぐらせ、出汁とともにいただけます。
開業後には、雲仙の大地のエネルギーをより身近に感じながら地獄パワーに触れられるような、地獄を活用したアクティビティが予定されているとか。