かつて毛利藩の藩主が湯治に訪れていた場所と言われる長門湯本温泉。今も山口県内には多くの武家屋敷が現存することから、「星野リゾート 界 長門」は武家文化を体現した「藩主の御茶屋屋敷」をテーマとしています。
藩主が休む寝台をイメージしたご当地部屋「長門五彩の間」は、山口県の伝統工芸でふんだんに彩られています。例えば、そのひとつが、ヘッドボードに使用されている「徳地和紙」。江戸時代、藩の重要な輸出品のひとつとして使われましたが、現在制作にたずさわるのはわずか数戸しか残っていないため、山口市の無形文化財に指定されています。
ご当地部屋では、千々松和紙工房と徳地和紙ワークスの協力のもと、300枚近くすいた和紙の大きさを整え、何度も染色のトライアルを重ねて仕上がった華やかな作品を見ることができます。
半個室の食事処でいただくのは、季節の会席料理です。イカの摂取量が全国第二位の山口。甘みが強く肉厚で柔らかいイカを先付やお造りで堪能できます。また、2020年9月1日以降には、山口県の名産品であるふぐを中心とした会席料理を提供予定とのこと。ふぐのお造り(てっさ)、から揚げ、ふぐと牛肉のしゃぶしゃぶなど、ふぐを味わい尽くせる内容となるそうなので、楽しみですね。
また、界ブランドでは初めて、宿泊者以外の方も利用できる「あけぼのカフェ」を併設。「ゆずきち」や「夏みかん」のジャムを使った、どらやきを味わえますよ。
温泉やご当地楽(ごうちがく)など、「星野リゾート 界 長門」にはほかにも楽しみいろいろ。旅恋の代表が宿泊体験した紹介記事はこちらです。
星野リゾート 界 長門