星野リゾートが全国に展開する“寝るだけでは終わらせない、旅のテンションを上げる都市ホテル”のブランド「OMO」に、2022年2月、9施設目として「OMO3（おもすりー） 東京赤坂 by 星野リゾート」が誕生しました。コンセプトは、「イイとこみっけ」。いったいどんなホテルなのでしょうか？
一ツ木通りにあるOMO3東京赤坂
「赤坂」と聞いて、皆さんはどんなイメージが湧きますか？ 私自身は2008年にオープンしたTBSや赤坂ACTシアターのある赤坂サカスと、接待やおもてなしの夜の街という印象でした。
赤坂は夜の街のイメージ！？
今回の取材で改めて確認してみると、OMO3東京赤坂は東京メトロの赤坂駅や赤坂見附駅から徒歩約3分なので、渋谷や表参道、六本木や東京などへのアクセスがよい、観光にもビジネスにも便利なホテルなのです。
でも、便利な場所だからという理由だけで、星野リゾートがOMOを開業させるわけがないですよね。そう、赤坂には東京在住者でも知らなかった魅力がいろいろあるのです。それを教えてくれるのが、ご近所ガイド OMOレンジャーによるアクティビティです。早速参加してきました。
「ま・さ・か」な話を聞きながら赤坂の街歩き
アクティビティのひとつ目は、赤坂の“まさか！”を教えてくれる「まさかの赤坂さんぽ」（参加料1名1,000円）です。
地名の通り、赤坂と言えば坂！ ですが、赤坂には主なものだけでも19も坂があるそう。このアクティビティでは、OMOレンジャーに赤坂の歴史や地形などの案内をしてもらいながら円通寺坂や薬研坂などを歩きます。途中にはOMOレンジャーおすすめのレストランや土産店などが点在しているので、「今度寄ろっと♪」と頭の中にメモ。
そして、坂を登り降りしながら向かうのは、芸能の神様がおられる「豊川稲荷東京別院」。豊川稲荷では境内だけで七福神めぐりをさくっとできます。キツネもたくさんおられる中でお参りして、ご利益をいただけるなんてお得ですよね。
左下）某有名タルト屋で修業した方が営むケーキ店 右下）この日は八重桜が満開だった豊川稲荷
約1時間の散策の最終地点はコチラ。夜の街にふさわしいお店がずらりと並んだ雑居ビルの中に、OMOレンジャーも癒されるというスポットがあります。
えっ？ここですか？と思わず躊躇してしまう、初訪問だと敷居が高そうな看板がずらり
「まさかの赤坂さんぽ」のゴールは元芸者さんの女将が営むバー。夜にはバーになるお店ですが、日中はティーサロンとして営業しており、散歩の最後の休憩にぴったりです。このアクティビティではウェルカムドリンク一杯を無料でいただける上に、通常は1時間1,000円で利用のところ、OMO3東京赤坂宿泊者なら1,000円でソフトドリンクが時間制限なくずっと飲み放題。オプションでアルコールもありますし、食事の持ち込みもOK。
「若い人にもバーに気軽に来て欲しい」という女将の心意気から、このサービスが実現したそうです。一見さんはなかなか足を踏み入れることは難しく敷居が高く感じられるバーですが、一度訪れてみたらあら不思議。静かに音楽が流れる中、いつまでもいたいと思わせてくれる心地よい空気が流れていました。
雑居ビルの中にこんなに居心地のいい空間が！ 場所や店名はぜひツアーに参加した時に
早朝散歩のあとはダーツでお土産を決める！？
翌朝に参加したアクティビティが、朝7時出発の「早起きは三文の徳ツアー」（参加無料）。参加したのが日曜朝というのもあり、人はもちろん車通りもほとんどなく、東京の中心なのに空気が爽快！
日中は参拝客で混むこともある日枝神社もこの時間はとても静かです。途中、一般道と首都高の高低差がおもしろいスポットを過ぎたり、国会議事堂や首相官邸など政治の表舞台でもある赤坂を歩いたりと、赤坂のまた違う顔を歩いて回ることができます。国会議事堂や首相官邸には警察官が大勢いて、悪いことを一切してなくてもついビクビクしがちですが、OMOレンジャーと一緒に「おはようございます！」と爽やかに警察官に挨拶するというとても貴重な経験も。
左上）日中は車通りの多い日枝神社前もご覧の通り 右上）首相官邸をこの位置から見るのも貴重なこと
OMO3東京赤坂には館内で楽しめるアクティビティもあります。それが「著名人も愛する！？ 赤坂の手土産ダーツ」です。
OMOベースにある大きなダーツ
赤坂で手土産を探そうと思っても、多くの店がひしめき合うので途方に暮れてしまいます。そこで活躍するのが、OMO3東京赤坂のスタッフが赤坂に点在する多くの店に実際に足を運んだ上で厳選した店が乗っているダーツ。ダーツが刺さったお店の豆知識をスタッフが教えてくれるという楽しいアクティビティです。解説を聞くと、絶対に行きたくなること間違いなし。私もいくつかのお店でちゃっかり手土産を購入しましたよ。
左上）ダーツするともらえるQRコード付きのカードを読み込むとお店からのメッセージ動画を見られる
右上）豊川稲荷のいなりずしもOMOレンジャーおすすめの一品
下）テイクアウトして客室で楽しんだショートケーキと、創業120年の老舗和菓子店の和菓子は手土産に
ダーツで刺さった店以外にも、パブリックスペース「OMOベース」にある「ご近所マップ」にはスタッフおすすめのレストランや喫茶店、バー、ベーカリーや菓子店などが紹介されているので、ぜひチェックです。
坂の名前も載っている大きなご近所マップ。周辺のランニングコースもマップでチェック
宿泊者限定のメニューもあります
ディナーには宿泊者限定特典がある「YONA YONA BEER WORKS 赤坂店」へ（ランチ営業もあり）。ホテル最寄りの赤坂見附駅前にあるこちらのビアレストランでは、ルームカードキーを提示すると全商品が10％OFF！ ウェルカムビールと限定ステッカーのプレゼントもあり、さらに、OMO3東京赤坂とコラボした和を感じさせる「赤YONA宴ボール」も宿泊者限定のオリジナルメニューとして提供（3,500円）。自慢のソーセージやフライドチキン、いぶりがっことクリームチーズ、たこわさ、オリジナルサラダなどを詰めたお重スタイルの内容。注ぎたての美味しいクラフトビールによく合います。
宿泊者のみ食べられる「赤YONA宴ボール」とウェルカムビール
そして、OMO3東京赤坂1階にある「上島珈琲店 赤坂一ツ木通り店」も全商品が10％OFFになる上に、モーニングタイムには宿泊者限定メニューの「真鯛出汁香るスクランブルエッグサンド」も選べます。注文時にルームカードキーの提示を忘れずに。
宿泊者のみ食べられる「真鯛出汁香るスクランブルエッグサンド」
バストイレ別で使い心地のいい客室
客室は定員1～2名のツインとダブルの2タイプ全140室。うれしいのが、トイレとバスルームがセパレート式なこと。バスタブも足をゆったり伸ばせるサイズなので、散歩疲れも癒せます。ご近所で買ってきたスイーツや料理を味わう際に便利に使えるコーナーソファとミニテーブルも全室にあります。
OMOブランドオリジナルのオリジナルクッションがアクセント
これまで「赤坂に泊まる」というのは実は頭にも思い浮かばなかったのですが、迎賓館赤坂離宮や劇場、地元に根差す土産店、ダイニングレストランやバー、歴史ある数々の坂や多くの神社など、赤坂がこんなにもさまざまな顔を持っているなんて！ 知らないことばかりでした。コストは抑えたいけど、おしゃれなホテルには泊まりたい、特典があって、プラスαの楽しみ方もしたいという方にもぴったりです。東京在住者にもおすすめのOMO3東京赤坂に泊まって、再発見した赤坂の街へ繰り出しましょう！
OMO3東京赤坂 by 星野リゾート
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo3tokyoakasaka/
1泊12,000円～（１室あたり、税込み、宿泊税別、食事別）
＜旅恋アンバサダーによるOMOブランドの滞在記はこちら＞
※データ・内容は掲載当時のものです
・OMO5小樽
・OMO3札幌すすきの
・OMO5京都祇園
・OMO3京都東寺
・OMO5京都三条
・OMO5東京大塚
・OMO7旭川
