一年以上も迷いに迷った人生の選択を解決してくれました。今も悠久の時間が流れる京都御所に行ってみてはいかがですか。
承明門(しょうめいもん)
ここ一年の間に仕事やプライベートで京都を7回くらい訪れていました。
その度に何故か京都御所(きょうとごしょ)に行きたいと思っていたのですが、撮影やクライアントとの時間が忙しくなかなか思いを叶えることができませんでした。
今回は八坂神社の神様にお願いがありプライベートの京都です。しかし、忙しく京都でゆっくりする時間はあまりありません。仕事の納品を終えてなんの予約もしないまま、新幹線に飛び乗ったのも15時過ぎです。京都には17時30分くらいに到着。新幹線の中で京都に来るたびに宿泊する駅前のホテルに予約を入れておいたのでそのままチェックインをすませ早めの夕飯を食べて寝ました。
翌日、八坂神社に9時過ぎに到着、御祈祷をしていただきます。神様に今回の来た理由を話し、お願いをして八坂神社をあとにします。
何故か八坂神社から地下鉄やバスを使わず京都御所まで歩きました。遠いです。さらにその日は暑く何故歩いているのだろうと思いながら歩きます。京都御苑に入ってからも御所の受付入り口までが遠い、遠すぎます。受付に着く頃にはへとへとです。
受付をすませ、ロッカーに荷物を預けて御所内散策に出発です。その日は暑さとまだコロナ禍もあり建礼門の前に来た時には私の周りには誰もいません。やっと来ることができたという思いと、御所内の広大さや静けさも相まって、時間が1200年前と重なった感覚になりました。天皇家が住まわれた御所。時間の流れや気の質が神社や仏閣とは全く違うのです。
紫宸殿(ししんでん)
そして突然、一年以上も悩んで時間を無駄にしてしまった後悔や自分にとってどの選択が良いのではなく、何をやってみたいのかと言う事がはっきりと自分で理解ができ、同時に前に進む力が湧いてきました。その後も御所を散策するといろいろな事柄を頭の中で整理されていきます。荷物を預けたロッカーに戻るころには、挑戦する楽しさが湧いてきました。
紫宸殿の骨組み
天皇家がこの場所で長い年月伝統儀式をしてきた理由がわかる気がします。
これからも何か悩んだり頭の中がすっきりしない時、御所に来てみようと思います。皆さんも何か解決しなくてはいけないことを悩んでいたり、自分をリセットしてみたいと思った時、京都御所に来てみてはいかがですか。
御池庭(おいけにわ)