あなたも「近代化遺産」萌え! by 関屋淳子

白馬の自然に囲まれる美食のオーベルジュ「トロイメライ」

トロイメライ(長野県白馬村)
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森に囲まれる瀟洒な洋館
北アルプスの雄大な自然に囲まれる白馬村。冬はスキーなどのウインタースポーツで賑わい、夏のグリーンシーズンは新緑と花々に包まれる冷涼な地です。1981年創業の「トロイメライ」は木立の中に佇む瀟洒な洋館のオーベルジュ。素晴らしい料理とワインが堪能できます。オーナーの西野亮さんは本物のフランス料理とワインを、白馬の森のなかという美しい環境の中で味わってもらいたいという思いから、このオーベルジュを開きました。30年以上にわたり、多くの食通に愛されています。
居心地のいいダイニングでいただくお料理を紹介しましょう。
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ロビー
料理の監修をしているのは、フランス人シェフ、パトリック・パージェス。ミッテラン元大統領や多くの著名人を顧客に持つ世界的巨匠で、直接指導を仰ぎ、レシピを受け継いでいます。もちろん実際の料理長も渡仏し、しっかりと本物のフレンチの技を持つ方です。
ディナーメニューは基本2種類。グランドメニューと季節のメニューで、4皿のオードブル・魚料理・肉料理・デザートというフルコースです。
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レストラン
グランドメニューのこの日の一品目は「帆立貝のパートブリック包み」。パートブリックとは薄いクレープ状の皮で、春巻きに似ています。帆立貝の旨みとパートブリックの食感が軽やかです。次は「信州サーモンの燻製と白馬山紫米」。信州の食材を駆使した一品で、紫米の風味がきいています。野菜は自家菜園の無農薬野菜を中心に使っています。「フォアグラ入り白馬産カボチャのフラン トリュフのクリーム」は、とても気に入ったひと皿。濃厚でいて爽やかという、滋味豊かな味わいです。次の「マグロのマリネとカッテージチーズのゼリー寄せ サラダ添え」は、酸味を生かしたお料理。なんとここまでが前菜!という、驚きのラインナップです。
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前菜の数々
メインの魚料理は身痩せのない冬眠状態で空輸するオマール海老を使った「活けオマールエビのポワレ その新鮮なみそのグラチネ トロイメライ風」。宿自慢のスペシャリテです。しっかりとしたオマールとみその複雑で香ばしい味わいは、ぜひとも楽しんでいただきたい料理です。季節のメニューの魚料理「真鯛のポワレ サフラン風味のスープ仕立て」は南仏をイメージさせ、軽やか。
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活けオマールはプリプリの食感
肉料理は「信州和牛ホホ肉の赤ワイン煮込み」。フレンチの王道ともいえる、クラシカルスタイルで、ホロホロと口の中でほどける信州和牛が文句なしです。
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滋味あふれる牛肉の赤ワイン煮込み
そして、忘れてはいけないのが、ワインとのマリアージュ。フランスワインを基本に、オーナーの西野さんが選び抜いた素晴らしい品揃えで、心が震えるほどのマリアージュ。どんなグルマンを連れて行っても、満足してもらえること間違いなしです。
デザートを平らげ、おなかも心も満腹。さらに食後酒を味わうならば、レストラン手前のバールームでぜひ。ワインに精通する西野さんとの会話も楽しいひとときになるでしょう。
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食後酒もどうぞ
館内には、天然温泉の貸切露天風呂が2か所。星の瞬きを数えながら、ゆっくりと湯浴みを楽しんでください。客室はツインルーム、ダブルルームなど6タイプ。上質で落ち着いた空間で、朝は鳥のさえずりで目が覚めるでしょう。朝食は部屋で、コンチネンタルブレックファスト。焼きたてのパンの香りが心地いい朝を演出してくれるようです。
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客室

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朝食
これだけのお料理と宿泊が楽しめて、ひとり1万7914円(税込み)からという料金も本当に魅力的というか、ありえない! ぜひ、季節を変えて訪ねたいオーベルジュです。
(取材・執筆 関屋淳子)
トロイメライ
長野県北安曇郡白馬村みそら野別荘地
℡.0261-72-5120
1泊2食付き1万7914円〜(1室2名宿泊時ひとり)
ホームページはコチラ

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