オバマ氏再選

 

2012年11月7日(水)晴れ

 

アメリカがまたオバマ大統領の4年間を選びました。大接戦、そして中傷合戦と騒がれた一大イベントが終わりました。希望に燃える若き指導者を選んだ4年前、次の4年こそその本意が試されるのでしょう。アメリカでは俳優やセレブたちが政治に意欲的に発言します。レディ・ガガやマドンナはオバマ派、ロムニー派は応援演説もしたクリント・イーストウッド。日本では公の電波に乗せて、タレントや俳優が政治の話(宗教も)をすることは考えられません。一般人でさえ、合コンで政治の話をしたら周りから引かれちゃうでしょう。関心がないわけではないけれど、議論をすることはけっしてありません。政治はどうでもいいのでしょうか。

フランスに住む私の叔母が、今、来日しています。もうかれこれ50年近くフランスにいるので、フランス人です(笑)。ですので議論が好きです。日本ではなぜ女性が簡単にキャリアを捨てるのか?優秀な女性はどうしているのか?なぜ女性は発言しないのか?少子化対策はどうなっているのか?と、質問の嵐です。日本の経済活動は女性が牽引しているのだが、政治の世界で圧倒的に女性が少ないと、私はいつも説明します。だから女性の声が届かないのだと。保育園の待機児童は増えるばかり、学童保育の施設は減るばかり、キャリアを積んだ女性が子どもを産み、育てて働く環境はいつになったら整うのでしょうか。

少子化対策と表向きは声高に言われていますが、何ひとつよくならない。この国は新しい若い力を生み出すことを放棄してしまったのでしょうか。今、私の希望は、来月の都知事選に女性の候補者が出てくれることです。まずは東京から、そして東京こそ、女性の声を反映した政策をしてほしいものです。

Tag

このページをSHAREする

最新記事一覧へ