一生に数回、必ず成功しなくてはいけない時があります。そんな時、待乳山聖天(まつちやましょうでん)様に行き、大根をお供えして願いを叶えてもらいましょう。
今回、聖天様の話をするか非常に悩みました。そして書くことを決めた日に、聖天様に挨拶にいきました。
待乳山聖天
聖天様(大聖歓喜天だいしょうかんきてん)は仏教の世界でもとても特殊な仏様です。聖天供養(しょてんくよう)を授かったお坊様(師匠や聖天供養のできるお坊様から伝授された)だけしか聖天様を拝むことができないというくらい特別な天部(てんぶ)の仏様です。
聖天様は御利益がとても強く、七代分の御利益を一代で使うと言われるくらいです。しっかりと自分を制御できないと破滅するとも言われています。私の師匠も私に対して、聖天様にかかわるのは55歳を過ぎてからにしなさいと言ったくらいです。
欲をかなえて欲をなくす。
それほど御利益があるのです。しっかりと努力をした上でお参りをすれば願いをかなえてくれます。
聖天様の印
聖天様はインドから伝わりインドではガネーシャとよばれています。頭が象の姿でカレー専門店やインド料理店に行くと見かけることがあると思います。シヴァ神の子で何故頭が象であるかは諸説ありますが、ガネーシャの誕生日パーティーに大変不吉な神様が来られ顔を見た途端頭が飛び、やむを得ず近くにいた象の首をのせたといわれています。インドではとても信仰が厚いです。
待乳山聖天にむかいます。むかうといっても今回は愛車ロードスターを出すまでもなく、私の事務所から徒歩3分です。最近ロードスターを乗る機会が減っています。
待乳山聖天は浅草の北方にあり隅田川もちかく、高台にあることから江戸時代には行き来する船の目印にもなっていました。浅草寺からも近く、地元の方以外にもカップルや若い女性の信仰が厚く参拝している方がとても多くいます。
お参りに際し参道左手では聖天様専用のお供え物「大根(だいこん)」が置いてあります。時価です。聖天様にお供えする神聖な大根はとても新鮮で綺麗です。参拝される方みんなが大根を持って本堂に上がりお供えしています。いつ参拝しても本殿の大根をお供えする場所には、大根が山のように積んであります。それだけ信仰が厚く御利益があるのです。大根をお供えするのは、大根が人間の心の迷いや心の黒い部分を表していて、それをお供えして心を清めてもらうということがあります。境内のあちこちに大根や巾着のしるしがあります。
人生で「いざ」と言う時、心から聖天様にお願いしてみてはいかがですか。