佐賀県南西部の嬉野市。霧深い山々に囲まれた盆地では500年の歴史ある「うれしの茶」の栽培が盛んです。一杯のお茶を求めて旅をしようと、「ティーツーリズム」を提唱。自転車で茶畑を巡る茶輪や茶会など様々な体験を用意しています。そして佐賀県は佐賀牛や豊富な海の幸、年間を通して味わえるワタリガニの竹崎蟹など美味に恵まれるところ。これらを丸ごと味わえる「佐賀の恵み×うれしの茶」フェアが5月末までANAインターコンチネンタルホテル東京の日本料理「雲海」で楽しめます。
先だって行なわれた賞味会では、茶農家の方によるティーセレモニーも行なわれました。美しい所作で淹れられたお茶の緑の美しいこと。ポイントは適温と正確な茶葉の分量&抽出時間にあります。
「雲海」では昼の会席コース8500円と夜の会席コース16000円を用意、うれしの茶3種のペアリングは3000円になります(税・サ別)。両コースとも氷だけで出した食前茶から始まります。若葉を浅蒸にしたお茶はまるで出汁のよう。玉露ほどの甘さではなく、軽やかな甘さと爽やかさが口に広がり、食前茶にぴったり。まずこれだけでお茶の世界へ引き込まれます。
八寸には青ほうじ茶。高級緑茶を焙煎し、程よい香ばしさがふわりと立ち込め、後味はすっきり。様々な八寸の料理の口直しになります。
旨味が深い佐賀牛の炭火焼きにはレモン緑茶の冷茶で。レモングラスとレモンピールの香りと風味が佐賀牛の甘い脂を流してくれます。
そして、嬉野といえば、嬉野温泉の湯豆腐。温泉宿の朝食では欠かせない名物です。重曹が多い弱アルカリ性の温泉で豆腐を炊くことで、とろとろに。「雲海」では佐賀の野菜とともに。
デザートもインパクト大!「うれしの挽き茶の五倍あいすくりーむと佐賀の果実 濃茶そーす」。うぉぉ~濃厚でびっくりです。心地良い苦みに合わせるのは「さえみどり」でつくった有機紅茶。
それにしても佐賀の恵みで仕立てられたお料理の美味しいこと。それぞれの持ち味を生かした日本料理の粋を味わえます。ほかにも同ホテル鉄板焼「赤坂」では佐賀県嬉野の恵みディナーコースが、バー&ラウンジではうれしの茶カクテルと、関連イベントも充実しています。
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