「たまには少し歩かないとな〜と」考えた運動不足まっしぐらの山本。
快晴だったとある11月の週末、鎌倉ウォーキングへ出かけてきました。
まずは、北鎌倉駅下車。
狭いホームのうえ人が多く、改札を出るまでに次の電車がやってくるほど、混んでいました。
北鎌倉駅から建長寺を抜けて天園ハイキングコースを歩き、瑞泉寺を経由して鎌倉駅へというルートで歩く予定です。
私の事前のもくろみでは、北鎌倉駅のすぐ隣にある「光泉」で稲荷寿司を購入して、ハイキングコースの途中でお弁当にするつもりでした。
お店のオープンする10時に合わせて、家を出発。
しかし、10時過ぎに光泉を訪ねると、すでに1時間20分待ち! ガーン!!
でも、「どうしてもお稲荷さん食べたい」ということで、11時半に受け取る予約を入れました。
前もって電話予約しておけば良かったです。
すぐに出発できなくなってしまったので、北鎌倉駅のそばにある円覚寺(拝観料300円)へ。
ここは文永・弘安の役で戦死した兵士の菩提を弔うために建立されたところ。
山門や仏殿をまわったあと、国宝の洪鐘(おおがね)を見ようと境内の看板に従って歩いて行くと、見晴らしのよい高台にたどり着きました。
洪鐘は、鎌倉時代後期を代表する梵鐘だそうです。
弁天堂があり、その先には茶店もあります。
階段を何段も上ってきたこともあって、早速、ひと息入れます。
この日は天気が良かったので、富士山も見えました。
そうこうしている内に11時半になるではありませんか。
円覚寺を急いで後にして、光泉に戻りました。
念願の稲荷寿司(650円)を手に入れ、やっと出発です。
まずは、鎌倉街道沿いに建長寺へ向かいます。
建長寺(拝観料300円)の門をくぐり、三門、仏殿などを見てから半僧坊を目指します。
総門から約25分と書いてありましたが・・・
階段、
階段、
また階段、
息があがります・・・
そして天狗!
天狗像がたくさん立っていました。
やっと半僧坊に到着です。半僧坊には建長寺の鎮守・半僧坊大権現が祀られています。
相模湾大島見晴台があるのですが、よく陽のあたるベンチは先客でいっぱいでした。
見晴台を通過して、いよいよハイキングコースの始まりです。
道はこんな感じです。土の道ですが、歩きやすいところ、木の根が張ったところ、岩が転がったところといろいろです。
すでに13時を過ぎていたので、座れる場所を探して、まずはランチタイムです。
お待ちかねのお稲荷です。箸袋のキツネもかわいい。
一般的な三角形とも俵型とも違う、細長い形が特徴です。
油揚げが大きく、甘いダシがよくしみていて何とも言えません。
パワーチャージした後、再び歩き始めます。
アップダウンを繰り返しながら、大平山へ。
こんな手作り感満載の看板も。
「最高地点」という言葉に、ここから登ることは、もうないだろうと安堵しました。
大平山の広場には、たくさんの人がピクニックシートを広げ、お弁当を食べたりしています。
ハイキングコースの途中では、ところどころ道が分岐していますが、
今回は瑞泉寺方面を目指して歩きました。
分岐点には道標が立っているので、間違えることはなさそうです。
瑞泉寺の脇を抜けて、町中に戻ってきました。
こちらは瑞泉寺横のハイキングコースの入口。
建長寺からここまで約5kmの道のりを歩きました。
その後、鎌倉宮前を通過し、多くの観光客で賑わう鶴岡八幡宮を横目に、
一路、小町通りへ入っていきます。
このあたりも、もちろん観光客で混雑していて、なかなか前へ進めませんが、
人を掻き分け、鎌倉駅方面へ歩きます。
目指すは、昭和23年創業というレトロな風情の喫茶店「イワタコーヒー店」です。
小町通りの入口に立つ店舗の前には少し行列が出来ています。
店頭に立つスタッフに名前を伝え、ホットケーキの注文の有無を確認してもらいます。
こちらの名物のホットケーキは厚さがなんと3センチもあり、焼くだけで約30分もかかるそう。
並んですぐ店内に進み、しばらくしてテーブルに座れました。
ただ、ここからまた待ちます。
結局、店に着いてからホットケーキのおでましまでに約1時間!
でも、待ったかいのあるホットケーキでした。見た目も迫力満点です。
表面の焼き色が付いたところはパリっとしていて、中はふわふわ。
正直、もっとモッサリした感じかなと思っていたのですが、とてもおいしかったです。
家ではこうは焼けませんものね。
1皿に2枚重なって出てくるので。連れと分け合いました。
ちゃんと分けるための取り皿も用意してくださいます。
(ホットケーキ800円、コーヒー600円)
お天気に恵まれたこともあり、気持ち良く歩け、おいしいものもいただき、満足の1日となりました。
以上、週末鎌倉ウォーキングの報告でした。 おすすめです。
(取材・執筆 山本 厚子)